2024年5月23日の日本経済新聞『中古マンション、東京23区8カ月ぶり下落 進む二極化』に下記内容の記事が上がっていました。
- マンション価格高騰でオーナーが物件を売り出した
- 売り出し物件の増加により中古マンションが余っている
- 中古マンションが余っているにもかかわらず築古物件は避けられ、戸建てに流れる傾向がみられる
調査対象の物件はファミリータイプで、専有面積30平方メートル未満の物件は含まれていません。
東京23区の中古マンション価格が8カ月ぶりに0.2%下がった一方、東京都心6区は0.7%上昇しており東京都内でも二極化が起きていると言います。ちなみに都心6区の状況は下記の通りです。
- 中古マンション価格15カ月上昇中
- 平均希望売り出し価格は前年同期比1割以上高い状況
- 流通戸数は3,554戸→3,338戸へ減少
- 都心6区は特に資産性が高いとされていることが価格上昇の理由
- なかでも千代田区と港区は海外認知度が高くブランド力があるため手堅い投資先として海外マネーが流入している
- ただし新宿区や文京区は価格上昇の天井が見えつつある
都心6区は、千代田区・中央区・港区・新宿区・文京区・渋谷区を指し、タワマンマニア推しの江東区は残念ながら価格上昇エリアに入っておりません。
じゃあ豊洲の価格上昇は見込めないのかな?
今すぐに豊洲のマンションを売買したい投資家にとっては、調整局面に入るでしょう。
しかし、住居として豊洲のタワマンを選ぶ場合は、今後5年10年と住み続けるのですから、2024年4月の中古マンション価格が下がったことは一大事ではないと考えています。
江東区の中でも豊洲(他、有明・東雲)は、インバウンド需要に強い湾岸エリアでもあり、現在開発が進む地域です。
2024年2月、豊洲には豊洲市場場外に食と温泉が楽しめる商業施設「豊洲 千客万来」がオープンしました。2025年はIHIと三菱地所によるオフィスや店舗、インキュベーション施設、シェア企業寮などが竣工予定。さらに東京ガスが新豊洲エリアで大規模不動産開発に着手しています。
娯楽からビジネスまで幅広く対応できる都市づくりが進行中の豊洲は、タワマンマニアでは中長期目線で価格上昇すると見込んでいます。商業施設やオフィス、主要な駅が近くにあるマンションは、中古であっても十分な付加価値となり得るため、目先の価格下落を心配する必要はないと考えます。
とはいえ今、売買しようとしていた方にとっては注目すべき情報でしたね。
今後も豊洲エリアを中心にタワマンに関係する情報を提供していきますので、ぜひブックマークをお願いします!