富裕層や海外投資家が好むタワマンは今後さらに価格上昇する可能性が高い一方、特色の少ないタワマンの購入は高値づかみとなる可能性があります。タワマンの価格高騰が続く中でも購入されているパワーカップルが高値づかみを避けられるよう、本記事では、富裕層や海外投資家が好むタワマンの特徴をまとめました。
タワマンの資産価値はこれで決まる!富裕層のタワマン選定ポイント3選
さっそく、国内外の富裕層や投資家がタワマンを選ぶときのポイントを紹介します。
思っているほど難しい選定ポイントではないので腰を抜かすかもしれませんが、実際に中国の富裕層はこうしたポイントを元に物件を購入しています。それでは紹介します。
ランドマーク性・立地
国内外問わず有名で人々に認知されている立地にあるタワマンはブランド価値や希少性を持ち、価値が上昇しやすい傾向にあります。都心一等地の麻布や青山が有名ですが、東京オリンピックの選手村が転用された東京・中央区の「晴海フラッグ」も例として挙げられます。
大手デベロッパーが開発したタワマンはブランド価値に直結しますよ。
眺望
良好な眺望を持つタワマンは、海外富裕層や海外投資家に人気です。富士山やレインボーブリッジなど、世界に認知された名所が眺められる物件は特に需要が高い傾向があります。
観光名所のみならず、海や山が見えたり、都心が一望できたりする眺望の良さは、海外富裕層や海外投資家に人気です!特にアジア圏の方は海を好む傾向にあるため、湾岸エリアが好まれています。
ホテルライクなサービス
ホテルのようなサービスを提供するタワマンは海外富裕層に好まれる傾向にあります。例えば、コンシェルジュが常駐していて、きめ細かいサービスを提供するタワマンが該当します。
来日した際の困りごとを助けてくれたり、移住後の不安を緩和してくれる人が身近にいてくれると安心ですものね。
いつか賃貸に出すことを前提に物件選びしたい方は、下記記事も参考になりますので、ぜひご覧ください。
【必見】タワマンの資産価値を下げる要因
上記で挙げた選定ポイントを元に物件選びをしても、購入タイミングの判断ミスや修繕積立金の確認不足により、将来の資産価値を下げてしまう可能性があります。詳しく解説しますので、参考にしていただければ幸いです。
購入タイミングの判断ミス
「今、価格高騰中だから落ち着いたら購入検討しよう」と考えられていませんか?
このように安易に考えていると、資産としての物件購入ができなくなってしまいます。なぜなら、今の物件価格が購入の判断材料になっていて、将来の価格上昇を検討していないからです。もちろん上昇だけでなく下落も予想しなければなりません。
情報収集せずに今の物件価格だけを判断材料にするのは禁物です!
常に変化する不動産市場の動向や世界経済を読むのは難しいですが、インターネットや不動産会社で情報収集をし、自分なりに納得のいく購入タイミングを見極めましょう。
なお、タワマンマニアでは、中国の経済衰退で日本に移住する中国国籍の方が増えていることに注目し、今後も湾岸エリアのタワマン価値が上昇するとみています。
修繕積立金の確認不足
修繕積立金が他の物件より安く、購入の決め手になりそうなときは要注意です!
一般的にタワマンは通常のマンションに比べ、特注された資材や部品が使われており、メンテナンス時には高額になる傾向があります。外壁塗装一つとっても、建物の高さから足場を組み立てられないため屋上からゴンドラを吊って作業しなければなりません。作業効率は落ち、工期と人件費がかかることから高額になってしまいます。
こうした建物のメンテナンスは15年、30年をめどに行われますが、資金は毎月徴収される修繕積立金が充てられます。
もし、修繕積立金が足りない場合、居住者から追加で徴収することになりますが、それでも足りないときは土地を担保に修繕費用を借入することになるでしょう。借金して修繕しなければならないマンションの価値は一気に下がり、買い手もつかなくなる可能性が高まります。
このようなケースに陥らないよう、修繕積立金が適切に設定されているか確認してほしいとタワマンマニアでは考えています。また「修繕積立金の値上げが必要なら、値上げを受け入れて次回の修繕費用を備える」。これがタワマンの資産価値を維持する方法の1つと捉えています。
15年目の大規模修繕を経験した中古マンションを購入する場合は、不動産会社を通じて、管理組合に当時の住民の様子を伺うのも手かもしれません。
大規模修繕の合意形成に苦労した過去があれば、30年目の大規模修繕の費用がままならない可能性が高いですからね。
修繕費用の現状を知りたい方は、下記記事も参考になりますよ。
タワマン資産価値がプラスになるか判断して物件選びをしよう
国内外の富裕層や投資家が物件選びをする際のポイントを紹介しましたが、意外と普通の内容で驚かれたかと思います。しかしこの条件を満たす物件はやはり、億ションとなっていたり億近くの価格となっていたりします。
将来のタワマン資産価値がプラスとなるよう、物件選びの参考にしていただければ幸いです。
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