不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」は、2025年の近畿圏における「みんなが探した!住みたい街ランキング」を発表しました。
一般的なアンケート調査ではなく、実際にLIFULL HOME’Sに掲載された物件への問い合わせ数をもとに集計されており、リアルな住まい探しの傾向を反映しています。

借りて住みたい街ランキング:江坂が2年ぶりの首位奪還

賃賃貸物件への問い合わせ数をもとに集計した結果、Osaka Metro御堂筋線「江坂」が2年ぶりに首位を奪還しました。京阪鴨東線「出町柳」との接戦を制し、安定した人気を誇る街としての存在感を示しています。3位にはJR東海道・山陽本線「三ノ宮」がランクインし、利便性と居住環境のバランスの取れたエリアが上位を占めました。
「江坂」は、大阪市内中心部へのアクセスが非常に良く、「新大阪」まで約4分、「梅田」へも約11分という好立地。単身赴任者やビジネスマンからの需要が高く、駅周辺には多くの賃貸マンションが建ち並んでいます。さらに、飲食店やスーパー、ショッピングモールも充実しており、生活の利便性が高いことも人気の理由の一つです。
江坂でのタワーマンションといえば、2023年3月に入居が開始した「ノルデンタワー江坂プレミアム(20階)」がありますね。
一方で、「出町柳」は京都大学や同志社大学に近く、学生の街として定評があります。また、京阪本線の終点・始発駅ということもあり、大阪中心部への通勤・通学にも便利な点が評価されています。「三ノ宮」は神戸の中心地として賑わいがあり、買い物環境やグルメスポットが豊富で、若者からファミリー層まで幅広い層に支持される街です。
ちなみに、京都は建物の高さ制限があり、タワーマンションは1つもありません。あしからず。

急上昇ランキング:中崎町が注目の的に

前年から問い合わせ数が大幅に増加したエリアをランキングした「急上昇ランキング」では、Osaka Metro谷町線「中崎町」が1位となりました。「中崎町」は「東梅田」へ1駅という抜群の立地で、梅田エリアへ徒歩圏内でアクセスできるため、特に若い世代を中心に注目を集めています。
近年では、おしゃれなカフェやアンティークショップが立ち並ぶエリアとしても人気が高まり、クリエイターやアーティストが集う街としての個性も際立っています。また、大阪市内の賃貸価格が高騰する中で、中崎町は比較的リーズナブルな物件が見つかる点も魅力です。
中崎町には、徒歩3分という好立地に「ブランズタワー大阪梅田(38階)」が竣工予定です。販売は2025 年4月からということで、楽しみですね。中崎町にはその他、「ローレルタワー梅田(38階)」や「シティタワー梅田東(44階)」というタワーマンションもあります。
2位にはJR片町線「鴻池新田」、3位にはOsaka Metro御堂筋線「北花田」がランクインしました。どちらも、大阪市内の主要エリアへアクセスしやすく、比較的広い間取りの物件が手頃な価格で手に入ることが評価されています。
買って住みたい街ランキング:姫路が3年連続トップを獲得

購入物件への問い合わせ数をもとに集計した結果、「姫路」が3年連続でトップの座を維持しました。姫路は、マンション・戸建てともに価格が比較的抑えられており、特にアーリーリタイア層や子育て世代のファミリー層から高い支持を得ています。
姫路城を中心に文化的な魅力があるだけでなく、新幹線停車駅があることで大阪・神戸へのアクセスも良好です。さらに、自然環境と都市機能がバランスよく共存しており、のびのびとした暮らしが叶う街として根強い人気を誇ります。
姫路はタワーマンションではないですが、徒歩3分の超期待のマンション「ウエリス姫路」が建設中。南向き中心の2棟、133邸で姫路城も眺望できるデザインになっています。早くから押さえておきたいですね。
2位には「天王寺」、3位には「堺筋本町」がランクインしました。天王寺は商業施設が充実し、大阪市内でも住みやすいエリアとして注目を集めています。また、堺筋本町はビジネス街としての印象が強いものの、近年では都心居住のニーズが高まり、マンション開発が進んでいることが評価されました。

急上昇ランキング:谷町六丁目が急浮上

「買って住みたい街」の急上昇ランキングでは、Osaka Metro谷町線「谷町六丁目」が1位となりました。このエリアは、高台に位置することから眺望がよく、住宅地としての価値が高まっています。
また、谷町六丁目は「空堀商店街」など昔ながらの風情を残しつつ、おしゃれなカフェやレストランが増えており、住環境の魅力が向上。交通の便も良く、大阪市中心部へのアクセスがスムーズなため、幅広い世代から注目されています。
谷町六丁目には、徒歩5分の「シティテラス谷町4丁目」が注目を浴びています。先着順受付なので、ぜひお早めに!
まとめ
今回のランキングでは、賃貸では大阪市内の利便性の高いエリアが人気を集める一方、購入では比較的落ち着いた環境の街が選ばれる傾向が見られました。特に急上昇エリアでは、利便性と住環境のバランスを重視する傾向が強まり、これからの住まい選びにおいて注目すべきポイントとなるでしょう。
今後も住宅市場の動向を見ながら、より良い住まい選びを進めていきましょうね!