元利均等返済方式と元金均等返済方式の違い|住宅ローンの返済方法を解説

元利均等返済方式と元金均等返済方式の違い|住宅ローンの返済方法を解説
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住宅ローンを返済する方法にはいくつかの種類がありますが、特に一般的なのが「元利均等返済方式」と「元金均等返済方式」です。これらの方式は返済期間中の返済額や利息の負担に大きな影響を与えるため、選択時にはその違いをしっかり理解することが重要です。

本記事では、この2つの返済方式について詳しく解説します。

目次

元利均等返済方式と元金均等返済方式の違いを解説

元利均等返済方式と元金均等返済方式の違いを説明します。返済初期・中期・後期で、どのように返済額が変わってくるのか、ざっくりと解説していきます。

元利均等返済方式とは「元金+利息」を一定に返済する方法

元利均等返済方式は、毎月の返済額(元金+利息)が一定となる返済方式です。返済計画が立てやすく、家計管理がしやすいという特徴があります。

元利均等返済方式の仕組み

  • 毎月の返済額が一定:元金と利息を合わせた毎月の返済額が返済期間中ずっと同じ
初期中期終期
利息の割合が多く、元金の返済は少ない元金返済分が徐々に増え、利息返済分が減少元金返済分が多く、利息返済分が少ない

元金均等返済方式とは「元金の返済額」を一定にする方法

元金均等返済方式は、毎月の元金の返済額が一定となる返済方式です。元金の減少が早く、総返済額が少なくなることが多いですが、初期の返済額は高くなります。

元金均等返済方式の仕組み

  • 元金返済額が一定:毎月の元金返済額は一定で、残りの元金に対して利息が加算される
返済初期返済中期返済終期
元金返済分は多く、利息も加わるため返済額が高い元金残高が一定に減ることから、利息分が減少し、毎月の返済額が減る元金残高が減少することから、利息分も少ないため、返済額が低くなる

元利均等返済方式と元金均等返済方式の比較

元利均等返済方式と元金均等返済方式に、それぞれどのようなメリット・デメリットがあるのか、どのような人が元利均等返済方式・元金均等返済方式に適しているのか解説します。

返済方法それぞれのメリットとデメリット

項目元利均等返済方式元金均等返済方式
毎月の返済額一定初期は高く、徐々に減少
家計管理簡単初期負担が大きいが、後半は楽
総返済額高くなりやすい少なくなる
利息負担初期に多い初期に多いが減少が早い

それぞれの返済方法に適している人

元利均等返済方式元金均等返済方式
安定した毎月の支払いを希望する人、返済計画を立てやすくしたい人初期の返済額が高くても、総返済額を抑えたい人、早期に元金を減らしたい人

まとめ

元利均等返済方式と元金均等返済方式の違いを理解し、自分に合った返済方法を選ぶことは、住宅ローンを賢く利用するために不可欠です。

返済期間中の負担や総返済額に大きな影響を与えるため、しっかりと計画を立て、将来のリスクに備えましょう。ここでは話題に出していませんが、金利の変動は日銀の政策金利に左右されます。元金均等返済方式を選択した後に短プラが上昇すると、返済能力を超えてしまう可能性もゼロではありません。

どちらの方式が自分にとって最適かを判断するために、それぞれで金利が上昇した場合のシミュレーションも行い、慎重に検討することをおすすめします。

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